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「チ。 ー地球の運動についてー 第1集」感想

目次

チ。 ー地球の運動についてー 第1集

基本情報

作者名:魚 豊

発行日:2020/12/16
連載誌:週刊ビッグコミックスピリッツ
掲載内容:週刊ビッグコミックスピリッツ '20年 第42・43合併号~第46号

雑感【ネタバレあり】

冒頭が拷問シーンから始まるので、痛い描写が苦手な人にはオススメできない一冊…。

天動説が信じられていた頃の話で、地動説を研究する学者に対してC教が異端審問して回っていた頃のお話し。

だいたい1冊400ページくらいのスピリッツの中で、第1話が50ページ近いというのはかなりの期待作と思われる。

面白いんだけど、世界史もっとちゃんと勉強しておけば更に楽しめたのかなと思う。
97ページの「神学からの移動計画」を読むと、この頃はアリストテレス主義が中心なんだなとか、C教の中心はやっぱりバチカンなんだなとか。

そういえば冒頭で口の中に何か突っ込まれて何されてるのかと思ったら、苦悩の梨なんだね…。
よくこんなの考えつくわ…、人間怖い…。

気に入ったセリフ

故に私は聖書ではなく自然を読むのだ。

チ。 ー地球の運動についてー 第1集 65ページより

もっと派手なセリフは幾つかあったけど、自分が読んでいた中ではこのセリフが染み入った。

まとめ

巻末で10年後に例の箱を探しに来た二人組、次はいったいどのような展開で地動説にアプローチしていくのか楽しみだ。

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