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「怪獣8号 3巻」感想

怪獣8号 3巻

基本情報

作者名:松本直也

発行日:2021/6/9
連載誌:少年ジャンプ+
掲載内容:少年ジャンプ+ 2020年52号、2021年1、2、4、6、8号~10号、12号

雑感【ネタバレあり】

1巻のときと同じく2巻も、カフカ VS 人型怪獣という非常に気になるところ終わっていた。
その続きの3巻では1・2巻であれほどの強さを見せた人型怪獣をカフカが圧倒する。

考えてみたら変身後のカフカは大抵ワンパンで相手を倒していたので、それを考えるとやはりこの人型怪獣はただ者では無い。
ただもう少しでトドメを刺せるというところで、討伐隊の邪魔が入り逃がしてしまう。

人型怪獣についてはこの後の動きも含めて、今後も物語の重要キャラなのだろう。

人型怪獣を逃がしたカフカは、待避しようとして保科副隊長と会敵してしまうが、副隊長の強さが異常だった。
解放戦力92%とミナと同列の90%台、しかも小型討伐に特化した専用武器ということでさすがのカフカも追い詰められる。
あわやもう少しで核を真っ二つというところで、上手いこと捌いて待避に成功する。

この後キコルのところに戻るのだが、この後のカフカとキコルのやりとりがなんとも微笑ましい。
やはり金髪ツインテールは正義。

その後、無事に初回の任務を終えた隊員は慰労会へ。
その場で任務での活躍(怪獣の弱点・増殖器官の発見)が認められて、カフカは正式に正隊員へ。

討伐隊側のカフカは、怪獣ブレンドのためか解放戦力が全く出ないので、こういった感じの隊のブレインとして今後も評価されていくのかなと予想。
8号の戦力を耐怪獣でも普通に出せたら良いんだろうけど、そうもいかないしねぇ…。

喜びもつかの間、今度は討伐隊の基地である立川基地が襲撃される。

ちょうど隊長のミナが怪獣9号の件で本部へ出ているという最悪のタイミングでの襲撃。
さすがにこの辺は物語進行上の偶然だとは思うが…。

フォルティチュード8.3の大怪獣と本獣クラスの怪獣複数体に襲撃される中、専用武器の馬鹿でかい斧で新たな活躍を見せるキコル。
2巻の人物紹介でも作者が「戦闘力の高い女の子に惹かれます」と書いていたので、それを正に絵に表した活躍だ。
キコルの身長が157cmらしいけど、小柄な女子が馬鹿でかい武器を扱うの良いよね…。

そんなこんなで3巻のラストは、大怪獣と会敵、リミッターを解除して大怪獣の腕を切り落とした保科副隊長のシーン。
3巻では大活躍だった保科副隊長、ちょっと展開的に今後の安否が心配ではあるが4巻での活躍を期待したい。

気に入ったセリフ

は!?
心配なんかしてないし!
そんなことよりいっぱい言いたいことがー…

怪獣8号 3巻 21話より

雑感でも触れた、保科副隊長 VS カフカの後の、キコルとカフカのやりとり。
このやりとり自体がお気に入りなんだけど、やっぱりこのツンデレ的なセリフが良いなぁと。

それにしてもキコルはこういったちょっとしたデレ的な反応もするんだけど、テレというかデレ的な表情をしないなぁというのがちょっと気になった。
作者の画力は充分なので、意図的なものなんだろうけど。

あまり女子らしさを表現し過ぎると、既存のありきたりな漫画に近くなってしまうからとかなのかな?

考えてみたらこの作品の名前の付いてる女子というとミナ・キコル・小此木ちゃんくらい?で、皆討伐隊関連。
その辺を考えると変に女子らしさは出さない方が良いんだろうなと想像。
でもステレオタイプなおっさんとしては、もうちょっと女子らしいキコルのデレ顔が見てみたい…。

まとめ

雑感でも書いたけど、保科副隊長の無事を祈りたい…。

そういえばちょくちょく出てくるオペレータ?の小此木ちゃん。
全然情報が出てこないので、今後もうちょっと情報や活躍がみたいなというのが個人的要望。
3巻ではオペレータ以外に、副隊長と外出して人型怪獣の調査に出ていたりしていたので今後の活躍に期待したい。

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