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10年かかった
平成24年4月に行われた春期の情報処理技術者試験において応用情報技術者試験を受験していたのだが、今回見事に合格することができた!
情報処理関連に疎い方は以下を参照。
読んでると目が痛くなりそうだけど、以下のサイトではS~Dの資格の難易度付けでAランクらしい。ちなみにその上のSランクは司法試験とか公認会計士とかが該当。
選択問題
応用情報技術者試験は午前と午後で2つの区分に分かれていて、両方で合格点を獲得する必要がある。
午前試験は4択式問題80問を2時間30分かけて解く、だいたい平均すると1.8分で1問解く必要があるのだが中には結構時間のかかる計算問題もあったりする。
午後試験は全12問から6問を選択して2時間30分かけて解く、問題によって様々なジャンルに分かれているので自分が得意なジャンルを選択して解答する必要がある。
今回の午後試験の出題分野は以下。
- 戦略立案・コンサルティングの技法…ロジカルシンキングによる販売戦略立案
- プログラミング…文字列を圧縮するアルゴリズム
- 情報戦略:顧客情報管理システム及び販売情報管理システムの更改
- システムアーキテクチャ…提案依頼書(RFP)作成
- ネットワーク…携帯電話サービスを使った無線WAN
- データベース…複数の図書館の検索システムの統合
- 組込みシステム開発…オーディオプレーヤの組込みソフトウェアの設計
- 情報システム開発…スマートフォンで利用するアプリケーションの設計
- 情報セキュリティ…セキュリティインシデントへの対応
- プロジェクトマネジメント…SI案件の赤字プロジェクト対策
- ITサービスマネジメント…ITサービス継続マネジメント
- システム監査…情報化投資における意志決定プロセスの妥当性監査
ちなみに上記を自由に選択できるわけではなく、問1と問2はいずれかを選択しなければならない。
問3以降は組み合わせ自由。
今回自分が選択したのは以下。
- 問1.戦略立案・コンサルティングの技法…ロジカルシンキングによる販売戦略立案
ブランク空き過ぎてもうプログラミング問題は無理なので…。 - 問4.システムアーキテクチャ…提案依頼書(RFP)作成
オンライン処理の時間計算などわりと楽な計算問題があったので。 - 問5.ネットワーク…携帯電話サービスを使った無線WAN
こちらも通信速度計算などわりと楽な計算問題があり、日頃慣れ親しんでいる携帯電話サービスの問題だったため。 - 問6.データベース:複数の図書館の検索システムの統合
応用情報で出題される程度のレベルはSQLの基礎が分かれば8割方解けるので。 - 問8.情報システム開発:スマートフォンで利用するアプリケーションの設計
興味のある分野でちょっと面白そうだったので。だが最後まで悩まされた…。 - 問9.情報セキュリティ:セキュリティインシデントへの対応
現在の業務にそこそこ関連していて解きやすそうだったため。
こんな感じ。
まぁ正直アタマから解けそうなの解いていくと終盤とか問題読みたくなくなってくるので終盤手を付けなかったというのもあるw
得点
で、本当はだいたいどれくらいの得点で合格したかも書きたかったんだけど(どうせギリギリだろうけど)合格すると思っていなかったため成績照会の情報が書いてある受験票を捨ててしまっていたらしい…。
成績照会には受験番号とIPAから指定されたパスワードが必要なのだが、賞状には受験番号は書いておらず、パスワードも任意ではないため受験票が無ければ分からない。
後から受験票以外の方法でこれらを知るには、以下のページから必要な書類をコピー・記入し郵送する必要がある。
情報処理推進機構:情報処理技術者試験センター:成績照会用パスワードの照会
もちろん郵送費用は自己負担で往復で合計160円分の切手が必要になる。急ぎの場合は別途必要な額を追加すれば速達等も可能。
というわけで一応成績照会したいので上記を送付した。
急ぎではないので一般郵便で1週間くらいかかる予定。
まとめ
基本情報に合格してから応用情報に合格するまでに10年もかかってしまった…。
仕事をしながらだとまともな学習時間を確保するのが難しいというのがここまで時間がかかってしまった要因だと思う。
結局1日に数十分でもいいのでこまめに勉強するのが大事だというのがよく分かった。
今回も買ってきた参考書を裁断・電子化してiPadに詰め込み、昼休み等に見ていたのがそれなりの効果を発揮したらしい。
とりあえずこれで受験料5100円が返金され、一時金が数万円支給され、月給が1万円近く上がるはず。
経産省主催の情報処理技術者試験での昇級はこれが限度なんだけど、スキルアップのために次回以降も高度試験を受験したいと思う。