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「ミステリと言う勿れ 8巻」感想

ミステリと言う勿れ 8巻

基本情報

作者名:田村 由美

発行日:2021/3/15
連載誌:flowers
掲載内容:flowers 2020年11、12月号、2021年2月号

雑感【ネタバレあり】

最初の「星降る舌八丁」は整君がライカさんと美術館デートお出かけしたときのお話し。

後半の謎解き部分がなかなか楽しかった。
あといつも通りの整君のうんちくもなかなか興味深かった。

「人は育てられたように育つ」あたりとかね。

またこの話では後日談で、ライカさんが入院している病院に行った整君がついにライカさんの正体を知ることに。
あえてここでは書かないけど…、整君かわいそう…なのかな?
必ずしも結果的にどうにかなったら幸せなのかというとそうとも言い切れないからなぁ…。

2話目「耳寄りな話」では偶然聞いた傷害事件の加害者を上手いこと自首させる。
またこの話では整君の過去も少し明らかになる。
この辺は後ほど

3話目「ネガティブなポジティブ」は次巻に続く中編?長編?

冒頭のシーンから色々と想像してしまう。
「気をつけて」「隠すのよ!」というのは、話の最後で出てくる実は3人姉妹ということなのだろう。
また手のアップのコマがあるが、ここで付けている指輪が話中にも出てくる双子座の指輪と同じように見える。
話中で出てきた指輪は「ママの指輪」ということなので、2つで一組なのだろう。
それなら何故セットで付けないのか?謎は深まるばかり…

気に入ったセリフ

整くんの痛みも
代わってあげられたらよかったな

ミステリと言う勿れ 8巻 135ページより

整君の過去の話を聞いたライカさんがかけたセリフ。
このセリフの次のページのセリフ無しのコマの表現がなんとも良い。

ライカさんの自らの生い立ちから発されたセリフだけに、なかなか重い…。

まとめ

推理ものの漫画自体が今あまりに無いように思うが、それもあって同ジャンルで今読んでいるのはこの作品くらいだ。
最初は読まず嫌いみたいなところがあったが、実際に読んでみると登場人物が魅力的で読み始めて今に到る。

次巻に続いた話が結構興味深いので、続きが楽しみだ。

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