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まどか☆マギカ 11話・12話感想(ネタバレ含む)

25日4:15からのニコ生でまどマギ最終話である11話・12話を見た。
最後まできっちりとまとまっていて良いアニメだった。
せっかくなので11話・12話をなぞりながら感想を書いてみたい。

冒頭で何故まどかが最強の魔法少女の素質を持つに至ったかが明かされる。
その後インキュベーターがどれだけ人類に関わってきたかをまどかは知る。
まどかの担任とまどかママのバーでの会話シーン、そういえばこの二人知己なんだっけ。

ほむほむのまどかへの告白。
この辺は背景に映るほむほむが今まで辿ってきた時間も相まって泣かせる。
恐らくここがまどかに決心をさせたシーン。

そしてほむほむとワルプルギスとの戦闘シーン、時間操作と現代兵器を駆使して戦うほむほむ。
最初の頃のほむほむは時間操作という破格の能力を持っていたにも関わらず、その能力の高さ故か全く使いこなすことができなかった。それを踏まえてこのシーンを見ると、如何にほむほむが幾つもの平行世界を旅して能力を磨いてきたかが窺い知れる。

中盤のほむほむの告白シーンがまどかを衝き動かす。
冒頭でのQBさんの言葉を思い出し絶望するほむほむ。絶望の感情とともに黒々と染まっていくソウルジェム、ほむほむのソウルジェムが漆黒に染まろうとしたその時…!

決意を顕にするまどか、己が無力を悔いるほむほむ。
QBは告げる「どんな途方もない望みだろうと叶えられるだろう」と。
正しく途方もない望みを願うまどか。
ここで懐かしいあの人がw
ここまでが冒頭3分、これ以降は望んだ願いを叶えるまどかが描かれる。

戦いに敗れ魔女化する寸前の異国の少女を救うまどか、こうして全ての魔女は生まれる前に消え去る。
その中には有名なあの人やあの人も。

己の希望と絶望の因果をも自ら断ち切るまどか。
そして一つ上の存在、概念となる。
報われないまどかを憐れみ涙するほむほむ、それに語りかけるまどか。
ここは正直ちょっと泣いた。

改変後の世界、上条さんのために死を受け入れるさやか。
それに憤り悲しむ杏子。
改変後の世界では出自は違うのだろうが魔女に近い魔獣という存在が現れるようになる。
それらに対しまどかの応援を糧に戦い続けるほむほむ、というところで終了。

当初はキャラ原案の蒼樹うめと脚本の虚淵玄という組み合わせも相まってちだまりスケッチなどと揶揄されていたこともあったが、終盤まで通して見ると登場人物ほぼ全てが救われる良い展開だったと思う。
QBの正体が明かされる中盤以降から話しのスケールが一気に大きくなったが、その辺もたった12話という短い話数でよく纏めていた。
個人的には11話〜12話のまどかが決意するまでの葛藤などをもう少し掘り下げて欲しかったが、物語全体のテンポを考えるとやはりこれくらいが良いのかもしれない。
近年見たアニメの中では稀に見る傑作だった、化物語が最初で最後と思っていたアニメBD購入もしてしまったw(Amazonで予約済み)
少しでも興味を持ったら是非見て欲しい、ニコ動画質で良ければ1〜10話が14日間1680円で視聴できるし(25日から一週間は11話・12話は無料配信)

そういえば作中のBGMの出来もかなり良かったのでサントラを探していたのだが、どうやらBD・DVD2巻以降のオマケとして付属してくるらしい。1話にも虚淵玄監修オリジナルドラマCDや、まどかのキャラソンが付属するというかなり魅力的な構成となっている。
ちなみに各同人ショップでは様々な特典を設けているが、だいたいが定価販売のため6巻購入で定価より15,000円ほど安いAmazonで注文した。まぁホントは早期にHMVで予約すればAmazon並の価格で店舗特典も付いてきたみたいだけど。








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