本日Googleからβ版が公開になったブラウザGoogle Chromeちょっと使ってみましたよ。
どうやらレンダリングエンジンはSafariと同じ物らしいけど、今のとこ公開されてるのはWindows版のみ。
Mac版・Linux版は後日公開予定らしいです。
とりあえず本体をDLしてサイズを見てみる。
なんとたったの472KB、かなり軽い。
早速インストールすると既定のブラウザ(ウチはFirefoxインストール版)からの引継ぎをするか聞かれたので引き継いで見る。
フォルダ分けしたブックマークやブックマークレットまでキチンと引き継がれている。
ブラウザ本体はかなりシンプル、なんかIE7っぽい。
他には入力バー左の☆がFx3.0と同じブックマーク登録ボタンになってたり、OperaだかやFxの拡張である閲覧中のHPのドメインを強調表示する機能なんかもある。
タブ表示はデフォルトで対応してるけど残念ながら多段表示はできないみたい。
あとブラウザ操作の要となるマウスジェスチャもまだ対応してないみたい、まぁコレに関しては外部ソフトでショートカットキー登録すればいいだろうけど。
で、使ってみて一番驚いたのはHPの描画速度。
だいたいのHPはタイムラグがほとんど感じられずリンクをクリックした直後くらいに全体が描画される。
もちろんこれについてはタネがあります。
オプション設定見てて気になってた「DNSプリフェッチ」という言葉、これが高速化の要因。
概要に関してはコチラ、同様の機能がIE7Pro、Fxの拡張であったりもする。
試しにGCのDNSプリフェッチ機能をオフにして、ネットワークHDD上に置いてるPortableFx3.0とHPの描画テストしてみたけど体感ではほとんど違いは感じなかった。
あと補足としてはDNSプリフェッチ自体は簡単に言うと未使用帯域を利用してリンク先を先読みする機能なので、HPの描画速度は上がるかもしれないけどファイルのDL速度が速くなったりすることは無い(はず)。
他に動作面でいうと起動はかなり早い。
が、気になったのがメモリ使用率。
タブ30個開いたFx3.0で184MBくらいなんだけど、GCはタブ2個開いて74MB(chrome.exe 32MB + 30MB + 12MB)。
これだけ見るとそんな気にならないんだけどどうもGCは基本的なchrome.exeプロセス以外にタブ1ページにつき一つのchrome.exeを生成してるみたい。
でタブ1ページで少なくとも10MBくらい消費するんで、開くタブの数によってはFx3.0よりメモリ消費が多くなると思われる。
ちなみに試しにタブのプロセスを一つ強制終了させたら直後に該当のタブが↓のようなエラー表示になったw
あと気になったのがインストールフォルダ。
デスクトップのリンク先を見てみると【Documents and Settings\ユーザ名】配下でGCだけで70MBほどとってるのでコレが本体なんだろう、Fxと比べるとわりとデカイ。
内訳のうち20MBほどがキャッシュで、他に30MBほど締めてるのが【Safe Browsing】というファイル。
ちょっとブラウジングしてから見てみるとキャッシュは順調に増えてる、ていうか設定にキャッシュサイズや保持期間の設定が無いんだけどDNSプリフェッチと相まってキャッシュ容量がスゴイことになるとか無いよね…?
【Safe Browsing】ファイルの方はブラウジングしてもGC立ち上げなおしてもサイズ、更新日時変わらず、よくわからん。
軽く使ってみてだけど悪くないなぁという印象。
ただHPの描画速度はFxでも十分だし、Gmailとかではそれほど早く感じなかったのでその辺の魅力はそんなに感じなかった。
とりあえず拡張機能でどれだけ弄れるようになるかじゃないかなぁ、Fxも拡張無しで使うならSleipnirの方が使いやすいわけだし。
タブごとにプロセスが分かれてるのは、たとえば一つのタブが固まってもアプリケーション全体に影響が波及しなかったりするという利点もあるらしいです。