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怪獣8号 2巻
基本情報
作者名:松本 直也
発行日:2021/3/9
連載誌:少年ジャンプ+
掲載内容:少年ジャンプ+ 2020年38号、40号~42号、44号~46号、48号~50号
雑感【ネタバレあり】
1週くらい空いて2、3巻を借りてきたので引き続き雑感を書いてみる。
1巻ではキコルのピンチに変身した状態で現れたカフカがどうなるってところだった。
驚異的なフォルティチュードを叩き出し、巨大怪獣をワンパンで分解するカフカ。
結局映像は土煙で確認出来ず、カフカとキコルも現場から離れたところで発見されたため、カフカの正体がばれることはなかった。
事後にキコルには説明していたが、前回の雑感で書いたカフカが制御不能というか人類の敵に回ったらキコルが殺処分というのは合ってた。
ちなみに副隊長の保科のみが、カフカの変身と同時に人間の方のバイタルが取れなくなったことを怪しんでいた。
まぁそのおかげでカフカは候補生になれたわけだけど。
その辺りは展開に無駄がないなと感じた。
入隊から初めての任務の相模原討伐作戦では、この漫画を読み始めたときにも感じたけど目の付け所の面白さを感じた。
最初にカフカが解体業をやっていたが、怪獣を倒すだけでなくその事後処理なども描く辺りが面白いと感じていた。
討伐作戦開始時の保科のセリフでも似たような事が言えて、余獣の処理の達成具合で被害の大きさ・復興に掛かる費用・期間が変わるということを言っている。
確かにその通りなんだけど、今までそういった事後処理的なところにここまで深く踏み込んだ作品というのはあまり無いように思った。
正直あんまり細かいところまでフォーカスしちゃうと主題がぼやけるとかあるような気もする。
だが例えばカフカが事後処理である解体業の経験を生かして余獣の弱点を見つけていたりするので、戦闘だけで無く事後処理も今後も物語で描かれていくのかなと言う気がする。
そういえば保科の武器が刀というのは驚きだった。
隊長・副隊長クラスには専用装備が用意されるということらしい。
ミナの専用装備は本獣に対してぶっ放してたライフルなのかな?
他の専用装備がどんなものがあるのか気になる。
気に入ったセリフ
夢を追うってのは
怪獣8号 2巻 9話より
一番譲れない大事な物で
毎分毎秒誰かに負け続けることなんだ
入隊試験後に入院した病院でカフカがレノに言ったセリフ。
わかるようでわからないようでわかるセリフ…。
負け続けるかは状況にもよると思うけど、要は負けても諦めないということでいいのかな?
やはり面白い漫画は、気に入ったセリフがすぐ見つかる。
まとめ
2巻のラストでは、変身したカフカが1巻の入隊試験で出てきた人型怪獣の頭部を吹き飛ばしたシーンで終わった。
人型怪獣はまだ余裕がありそうなので、まだ勝敗は決していない模様。
相模原討伐作戦は既に本獣の討伐は済んでいるが、大量の余獣の処理が残っているし、人型怪獣の件もあるのでしばらく話が続きそう。
それにしてもせっかく隊長レベルの強さになり得る片鱗を見せたレノだけど、人型怪獣にだいぶやられてて大丈夫なんだろうか…。
保科副隊長も不穏なこと言っていたし…。
3巻は手元にあるので続けて読んでみようと思う。