「よふかしのうた 8巻」感想

2021年8月31日火曜日

よふかしのうた 8巻

作者名：コトヤマ

発行日：2021/7/21
連載誌：週刊少年サンデー
掲載内容：週刊少年サンデー2021年第14号 - 24号

「だがしかし」のときから読んでいる。
どういった方向に転がるのか予想が付かない展開とキャラが魅力的。

今巻は過去にナズナちゃんが定時制で通っていた学校が舞台。
ナズナちゃんの始めての友人で、現在は行方不明の目代キョウコの痕跡を巡る巻だ。

回想での昔のナズナちゃんと、何故か付き合うことになったコウ君とリラさんのやりとりが興味深い。
なんとなくリラさんは1週間では切れない気がしているんだけどどうなんだろうね。

目代先輩は回想に入る前後で結構印象が違った。
回想に入る前はもっと線が細いというか、儚い感じのイメージだった。
実際に回想に入ったらなかなか愉快なキャラだった。
とはいえなかなか思い悩みを抱えているようで…。

全て捨ててあたしに恋をしろ
そしたら
ずっと一緒にいてやるよ。
"よふかしのうた 8巻 182ページより"

この巻の終盤で母親が自分に興味が無いことを悟って絶望した目代先輩に対して、ナズナちゃんが言ったセリフ。

54ページの『「自分が彼氏持ち」になったことがそんなに恥ずかしいのか』と迷ったけど、無難にシリアスな方をとってみた。

目代先輩はナズナちゃんの初めての眷属候補だったらしいので、色々と考えた末での発言かと思う。
コウ君の前にこういった存在がいたというのは読者としては少し複雑な気分だけど、まぁ女子なので良いかなぁと。

それにしてもこのセリフを言っているときのナズナちゃんの素足が良いね！

ナズナちゃんの過去が明らかになるということで次巻も楽しみだ。
あとコウ君とリラさんがどうなるのかも気になりすぎる。

次巻は今年の秋ということでもうすぐなので楽しみに待ちたいと思う。