Apple 技術系

MacでCyberPowerのUPS『Backup CR900』が正常動作するか検証してみた

目次

Macで利用できるUPSを求めて

信頼に値する情報?

先日の以下の記事を書いている途中で、Amazonのレビューにて購入したUPSがMacで自動シャットダウン出来ないという書き込みがあることに気付いた。
Macの耐障害性をハードウェア面から強化してみた【UPS・ミラーリングHDD】 ≫ (略)黒生鉄心の奇妙な日常

ただ実際のレビューを見てもらうと分かるのだが、不具合報告としてはあまりにも情報が足りなすぎるレビューだった。
有用な不具合報告としては、最低でも以下の情報は最低限必要であろう。

  1. OSのバージョン
  2. 自動シャットダウンの詳細な設定
  3. UPS側の動作

これだけで該当のUPSがMacで利用できるかを判断することはできないので、実際に自分でも試してみた。

検証環境
端末
Mac mini(2010 Mid)
OS
Lion
UPS
CyberPower Backup CR900
端末への情報送信のための接続
UPSからUSBで出力、Macに接続しているUSBバスパワーハブに接続
OSの自動シャットダウン設定
バッテリー残量100%以下で自動シャットダウン
実際の検証

CR900にはコンソール上からの操作で、バッテリー利用側機器に対してセルフテストを行うことができる。
一瞬壁コンセントからの電力を遮断してバッテリーでの稼働が上手く行くか検証するためのテストだ。
まずはこの機能を使ってみることにした。

ちなみにこれが実際にUPSを接続して、UPSからのUSBケーブルをMacに接続してみた省エネルギー設定画面。
スクリーンショット 2011-08-01 13.22.29
普段であればここには電源タブしか表示されないのだが、UPSの接続がOS側から確認できると自動的にUPSタブも表示されるようになる。
ここでMac・ディスプレイのスリープ動作やその他の詳細が行える。ちなみにスクリーンショットを撮り忘れてしまったが『システム終了オプション』ボタンを押下することで3種類の設定で自動シャットダウンの方法が設定できる。
詳細は忘れてしまったが、UPSからの電力で稼働できる残り時間に関連するものが2つ、あと1つがUPSのバッテリー残量が一定以下になった際に自動シャットダウンをかけるというものだ。
今回は最後のバッテリー残量での設定を利用した。
あとこの画面の中央左下を見てもらうとちょっとおかしいのが分かる、なぜか現在の充電量が『120%』になっているのだw
実はこれが後々重要になってくる。

先ほどの省エネルギー設定でメニューバーに情報を表示するオプションを設定すると以下のように表示される。
ちなみにこれはUPSからの給電ではなく通常の壁コンセント給電の状態。
スクリーンショット 2011-08-02 1.54.54
残り時間不明は恐らくUPSからの給電ではないため測定できないということなのだろう。

セルフテスト

というわけでUPSからのセルフテストを行った。
自動シャットダウンの設定はバッテリー残量が100%以下になったら、つまりUPS稼働となったらシャットダウンがかかる設定だ。
実際やってみたところ、確かにUPSからは稼働している事を表す警告音が鳴り、OS側でもUPS稼働中の警告ポップアップが表示された。
だが自動シャットダウンはかからなかった。
おかしいなぁと思いながら次は本番テストをしてみることに。

本番テスト

というわけで本番テストをしてみることにした、要は実際に壁コンセントに刺さっているUPSのコンセントをぶっこ抜く事だ。
これによりUPSがバッテリー稼働に切り替わるはず、今回の狙いはセルフテストでシャットダウンがかからなかったのは当初説明した『バッテリー残量120%』に起因するのではないかということの検証。
つまり余剰分の20%以上?の分だけバッテリーを消耗させればOS側でバッテリー残量が100%を切ったと認識してシャットダウンがかかるのではないかということだ。
なので自動シャットダウン設定は先程と同じ。

ちょっと緊張しながらUPSのコンセントをぶっこ抜いた。
UPSのファンの音が控えめながら轟く、ちなみに長時間の作業になることは分かっていたので予めUPSのコンソールから警告音をミュートにしておいた。
実際このようなポップアップが表示され、例の『現在の充電量』も120%から減っていることが分かる。
スクリーンショット 2011-08-02 1.18.39

こちらはメニューバーの表示、通常稼働時には表示されなかった残り時間もしっかりと表示されている。
スクリーンショット 2011-08-02 1.26.51

上記画面を見てもらうと分かる通り、消費電力に対してバッテリー容量が多すぎてなかなか減らなかったため途中から同じくUPSに接続してあるBDレコーダーを稼働させて消費電力を稼いだりした。
そうしたところ20分?ほどした所でMacの画面が白く変わり数分後に無事に自動シャットダウンがかかった!
自動シャットダウンまでにある程度のバッテリー消費が必要だった事から、やはり想定した通り余剰分込みのバッテリー残量『120%』というのがネックだったのだろう。
ちなみに他のシャットダウン設定の場合はバッテリー稼働できる時間が最大で残り15分なので、やはりテストするなら今回のようなバッテリー残量による設定が良いだろう。

まとめ

実際のOS認識情報が正しいのかはよく分からなかったがとりあえず正常稼働も確認でき、接続機器をフル稼働させても1時間程度電源をバックアップすることが分かって大満足だった。
価格.com辺りで同社の製品を調べたところサポートもしっかりしているようなので、安価である程度大容量且つMacで利用できるUPSを探している方にはオススメの逸品だ。

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