技術系

WordPressでさくらインターネットドメインから独自ドメインへ取得・移行してみたら案外簡単だった

目次

今頃だけど…

以前Blogにも書いた気がするんだけど、このBlogを近いうちに独自ドメイン取得してVPS辺りで運営したいと考えていた。
とはいえ後者はサーバー構築及び運営知識が必要で敷居が高いんで、とりあえず前者だけやってみた。
前々からやろうやろうと思ってたんだけど、実際にドメインを取得して設定する辺りの知識が無くてなかなか動けなかった。
なんだけどつい先日夜中に酔っ払った拍子にとりあえずドメイン取得しちゃったんで、その流れで設定してたらなんとかまともに動くようになった。

手順を簡単に書くと

  1. ドメイン取得と設定(約30分 + 反映まで数時間〜2日間)
  2. WP側のちょっとした設定(3分)
  3. .htaccessに一行追加(1分)

ね、簡単でしょ(ボブ風に)

まぁ完全に素人が適当にやって適当にできた結果を書いただけなんでなんか間違ってたらごめんなさい、責任とか取れません。

前提条件

  1. さくらのレンタルサーバーでWordpressを運営
  2. WordPress 3.4.2 を使用
  3. さくらでドメイン取得(追記で書いたけど結局他社でドメイン取りました)

ドメイン取得

今回はレンタルサーバーと同じくドメイン取得もさくらインターネットを利用した。

ドメイン取得は「さくらのドメイン取得」 | レンタルサーバはさくらインターネット

たださくらの場合は年間のドメイン維持費が最安でも1800円と高め。
所詮さくらは仲介業者みたいな位置にあたるので、他でドメインを取得しても使えないことはない。

とりあえずここはさくらで取得した場合で説明する。
さくらのドメイン取得は非常に簡単でクレカ支払いならすぐに購入処理が行われる。
ただ実際にドメインが利用可能になるまでには結構な時間がかかるみたいで、自分の場合は2日以上かかった気がする。

レンタルサーバーで利用する場合のドメインの初期設定については、さくらの場合はサーバーコントロールパネルから行う。
レンサバ以外での利用の場合はさくらの契約情報からのゾーン設定等でやるようだが、レンサバでの利用はサーバーコントロールパネルから行わなければいけないらしい。
設定方法については以下のサイトを参考にさせて頂いた。

さくらのレンタルサーバ上のWordPressに独自ドメインからアクセスできるようにするための設定メモ | 情報科学屋さんを目指す人のメモ

自分の環境でもWordpressの設置ディレクトリはwpだったのでほぼ同様の設定でいけた、ネームサーバーの設定はさくらで取得していれば既に設定されているはずなので省略して良い。

WPでの設定

実際ドメインが使えるようになったらWPの設定だ。
ドメイン取得の項で紹介したサイトにも書いてあるのだが、WPの設定画面の一般でWordPressアドレスとサイトアドレスを新しいドメインのアドレスに書き換えるだけで良い。
ちなみに自分は最初はサイトアドレスだけ書き換えたのだが、この場合はトップページは新しいドメインで表示されるが各ページへのリンクが旧アドレスのままとなってしまった。
またその状態で後述のリダイレクト設定を行ったところ管理画面からログインできなくなった。

WordPressアドレスも新しいドメインに書き換えたところ、各ページへのリンクも自動的に新しいドメインを見るようになった。こちらが参考になった。

wordpressの管理画面でログインするとリダイレクトされる ≪ 未分類 ≪ Fの視点

あとは一応管理画面のパーマネントの設定で一度保存を掛けておくといいかも。
このページの下の方にある.htaccessがなんちゃらいうヤツは、次の項で.htaccessを弄るのでそのときにちゃんと書き換わってるかチェックすると良いだろう。

ちなみにサイトアドレスの方は仮に間違ってもサイトが一時的に閲覧できなくなるだけだが、WorePressアドレスの設定を間違うと管理画面が表示できなくなる。
その場合は2通り復旧方法があるのだが詳細は以下のリンク先を見て貰えば分かると思う。

WordPress ? フォーラム ≫ 一般設定の「wordpressのアドレス」を変更してしまったミスについて

.htaccessでのリダイレクト設定

とりあえず上記まででページ内でのリンクや、新しく記事を書いた際のURLは問題無く新しいドメインを使われるようになったはず。
だが例えば移行以前に知り合いのサイトなどからリンクを張られていた場合はドメインの設定によってはトップページまでは閲覧できるが、各記事の閲覧できなくなっているかもしれない。
また旧アドレスをブックマークされたりして、旧アドレスを処分してくてもできなくなるかもしれない。
そこで旧アドレスにアクセスされた際に新アドレスに自動的にリダイレクトされるような設定を行う。

サーバーコントロールパネルのファイルマネージャーから、WPが設置してあるディレクトリの「.htaccess」を編集する。
.htaccessの上の方に以下のページの5番の手順を参考に1行挿入して、保存、終了する。保存ボタンが灰色になってても押すとちゃんと保存できるはず。

WordPressを独自ドメインに変更した際にやったことまとめ | ラシカル開発記

ちなみに自分の場合はWPの設置ディレクトリが「wp」で、新しいアドレスが「http://discomm.info/」なので「DirectoryIndex~」の次の行に以下の1行を追加した。

Redirect permanent /wp/ http://discomm.info/

これで旧アドレスにアクセスされてもディレクトリ構造を維持したまま新しいアドレスへリダイレクトされる。

まとめ

何が一番大変だったかってドメインが利用可能になるまで思ったより時間がかかって、それがよく分かってなくてその間に色々試行錯誤したのが大変だったw
実際3日とかは待った気がする。

あと今回の反省点としてはドメイン取得の際にあまり考えずにinfoドメインを取得してしまったこと。
infoドメインは比較的新しいドメインで、特に用途が定められていないということで取ったんだけどちょっと難点が…。

ドメイン名の種類

なんかInfoドメインは新興ドメイン故に信頼性が低くわりと安価で扱われてたんだけど、それ故にスパム目的等で利用されて、更に信頼性が低下して安価に扱われるようになったらしい…。

.infoドメインが激安な秘密 | ドメイン価格 激安情報局

一時期Google側の設定の不具合だかでGoogle8分されたこともあったみたいで、安い以外にはあまり良いドメインとはいえないかも…。
実際infoドメインってあまり見ない気がするし。
しかもさくらの場合だと別にinfoドメインでも安くないという…。
まぁキャンセルも効かないしせっかく取得したんでしばらくこのドメインを使っていこうと思いますよ。

追記

と、.infoドメインを使おうかと思ったんだけど、長く付き合うことになるのに妥協はしたくなかったので新たにドメインを取得した。
今度はさくらではなく老舗のバリュードメインで「discommunication.net」ドメインを取得した。
お値段はなんと480円!
登録時にさくらの場合は自動的にwhois登録情報をさくらの代理情報で登録してくれてたけど、バリュードメインの場合は登録の際にページの下の方にあるリンクをクリックしないと代理情報で登録してくれないので個人情報を漏らしたくない場合は注意。

設定は前述とほとんど同じ、バリュードメイン側でさくらのネームサーバー設定をする必要があるくらい。
一応以下のページを参考にさせて頂いた。
ただ2年ほど前の情報だったので若干現在と食い違いがあった、例えばさくら側のドメイン追加では現在は変更もユーザー側で自由に可能なはず。
ただ削除して新たに追加しようとすると2時間ほど待ち時間が発生する模様。

VALUE DOMAIN で取得したドメインをさくらのレンタルサーバで使う | WORDPRESS入門

バリュードメイン側でのネームサーバーの変更はとりあえずそのままさくらで指定されたものを入れておいた。

実際にドメインが利用できるようになってからWP側の設定を書き換えるわけだが、利用できるかどうかはwpフォルダのlicense.txtが表示できるかで確かめてた。
ちなみに通常であれば新規に登録したドメインは30分程度で使えるらしく、使えない場合は自宅ルータの再起動を行ってDNSのキャッシュをクリアすると良いみたい。
実際自分も自宅のブロードバンドルーターを再起動してから確認してみたら問題無く使えた。
ルータの種類によってはコマンドからDNSキャッシュのクリアとかできるみたいだけど再起動の方が手っ取り早いと思う。

すっかり忘れてたけどサイトURLが変わるので各種サービスの登録情報も変更する必要があった。
具体的にはAmazonアソシエイト辺りだろうか、5個だか10個までURLを登録できるので追加すればおしまい。
GoogleAdsenseは元々一つのIDを複数サイトに貼っても問題無いそうなので特に変更の必要は無さそう。
あとはGoogleAnalitycsにURLを追加する必要がある、UAも変わるのでWP側でプラグイン等の設定変更が必要になる。

他の単純に集客目当てで登録してるようなものは変更した方がいいだろうけどリダイレクトされるので上記ほど重要ではないと思う。
自分が利用してるサービスで一応変更したのは以下、外部サービス連携してるヤツは更新しないと連携先に記事が送られないのでやった方が良いとは思う。

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