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WiiU発売前ソフトレビュー・中編

目次

個別タイトル紹介

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前回は本体やらDL版について書いていたら結構長くなっちゃって結局複数回構成にしたのだが、今回からは個別タイトルの紹介をしたいと思う。とはいえロンチタイトル11本を一気に紹介するのも大変なので、今回は中編として以下の5本を紹介して、残りは後編で紹介するという形にしたいと思う。

  • Nintendo Land
  • ZombiU(ゾンビU)
  • 鉄拳タッグトーナメント2 Wii U EDITION
  • NINJA GAIDEN 3: Razor’s Edge
  • バットマン:アーカム・シティ アーマード・エディション

Nintendo Land

ジャンル:テーマパーク・アクション
メーカー:任天堂
プレイ人数:1〜5人
価格:4935円
DL版:有り(空き容量3.2GB以上が必要)
Nintendo Land

年末にふさわしいパーティゲーム

5人まで同時プレイ可能なゲームが12個入っている、人が集まる年末にふさわしいパーティゲームだ。
各ゲームは過去の任天堂の作品をモチーフにしたものが多く、任天堂ファンなら懐かしい音楽や雰囲気を味わいながら楽しくプレイできるだろう。

3種類のアトラクション

本作の12個のゲームはそれぞれ3種類のアトラクションに分かれている。それぞれチームアトラクション・対戦アトラクション・ミニアトラクションだ。

チームアトラクションは以下の3つで基本的に複数人で協力してプレイするが、1人でも遊ぶことができる。ゲームパッドとWiiリモコンプラスで操作する立場が違うため、複数人で遊ぶ場合でも立場を変えて遊ぶことで長く楽しめそうだ。

  • ゼルダの伝説 バトルクエスト
  • ピクミン アドベンチャー
  • メトロイド ブラスト

対戦アトラクションは以下の3つで、2人以上で遊ぶマルチプレイ専用のアトラクションだ。こちらもWiiリモコンプラスとゲームパッドで立場が異なり、Wiiリモコンプラス VS ゲームパッドという立場の形になっている。

  • マリオチェイス
  • ルイージのゴーストマンション
  • どうぶつの森 キャンディーまつり

ミニアトラクションは以下の6つでゲームパッドを利用した1人用のアトラクションだ。

  • ヨッシーのフルーツカート
  • オクトパスダンス
  • ドンキーコングのクラッシュコース
  • 鷹丸の手裏剣道場
  • C・ファルコンのツイスターレース
  • バルーントリップ ブリーズ

まとめ

複数人で遊べるゲームは12個中6個と思ったよりも多くは無い印象だが、それぞれがProコントローラを持つかゲームパッドを持つかで立場が異なるためそれを入れ替えながら遊べば同じゲームでも新鮮に遊ぶことができそうだ。一人用のゲームが充実しているのも嬉しい。
WiiUで何を買おうか迷ったら、とりあえずこれを買っておけば複数人でも楽しめるし良いのではないかと思う。
DL版もあるため友人や親戚が遊びに来たりしたときに、ディスクを探す必要も無くすぐに起動できるというのもプラスポイントだと思う。ベーシックパックの場合は本体メモリにDL版が入りきらないので、予め外付けHDDを用意した方が良いだろう。

ZombiU(ゾンビU)

ジャンル:ホラー・アクション
メーカー:ユービーアイソフト
プレイ人数:1〜2人
価格:6980円
DL版:有り(空き容量6.0GB以上が必要)
ZombiU

※グロ中尉

WiiUのために作られた専売タイトル

WiiUのロンチタイトルは他ハードからの移植作が多い中、本作はWiiUのために作られたタイトルというだけあってゲームパッドを上手く利用している。
以下の3分ほどの動画を見て貰うとよく分かるだろう。

ホラーアクションというとプレイヤーの没入感を高めるためには、なるべく画面には余計な情報を表示させたくないところ。
このゲームでは通常であれば画面の一部に表示したり、切り替えたりして表示していたマップの確認やアイテム操作をゲームパッドで行うようになっている。画面に映るのはプレイヤーの体力と一人称の操作画面のみなので、既存のタイトルに比べてプレイヤーの没入感がはるかに高くなっているように見える。
プレイ時に邪魔に感じられる筆頭のフレンド通知もゲームパッドに表示されるため、よりプレイに集中できるだろう。

Left 4 Deadというよりもバイオハザード

褒め言葉だよw
海外製のゾンビゲームというとLeft 4 Deadや、DEADRISING(こちらは国産だが海外風ということで)のような大量のゾンビをサクサク倒していくようなゲームが多い印象だが、本作はバイオハザードのようにゾンビらしく耐久力の高い敵をじっくり倒していくゲームらしい。(ファミ通11/22号より)
更にゾンビに噛まれた場合は即死亡という難易度の高さ。キャンペーンモードではゾンビに噛まれて死亡した場合は、別の生存者を捜査してゲームを続行することになる。ちなみに死亡したキャラはゾンビとなりプレイヤーに襲いかかってくるらしい。
またゾンビは武器を使って倒すだけでなく突き飛ばすこともできるため、場合によっては倒さずに戦闘を回避することも有効だろう。
こちらは海外ユーザが投稿した実際のプレイ動画。

一人でも二人でも楽しめるプレイモード

本作にはキャンペーンモードとマルチプレイモードの2つのプレイモードがある。
キャンペーンモードは一人用で生存者を操ってプレイし、倒されたら別の生存者を操りながらクリアを目指す。
マルチプレイモードはオフラインの二人用で、ゾンビ側と人間側に分かれて対戦ができる。人間側はPROコントローラーでテレビを見ながら操作、ゾンビ側はゲームパッドを使って人間側のプレイを見ながらゾンビを配置するというもの。

まとめ

せっかく新しいハードを買うならそのハードに最適化されたソフトをプレイしたくなるのがゲーマーとして普通だろう。
難易度が高く一人称視点ではあるがジャンルがアクションなのでプレイヤーの敷居はそれなりに低いと思う。
一人でも二人でも遊べ、それ以上の人数でもプレイヤー以外があれこれ意見を出し合いながら楽しめそうなので、人が集まりそうな年末にも重宝しそうな一本。
個人的にも予約済みのタイトルなので期待している。

鉄拳タッグトーナメント2 Wii U EDITION

ジャンル:格闘・アクション
メーカー:バンダイナムコゲームス
プレイ人数:1〜4人
価格:6980円(DL版は6280円)
DL版:有り(空き容量16.7GB以上が必要)
TEKKEN OFFICIAL :: TEKKEN TAG TOURNAMENT 2 Wii U EDITION

WiiU独自の要素を搭載

本作は2011年にアーケードで稼働し、今年の9月にPS3・XBOX360で発売されたタイトルの移植作だ。
タイトルの通り2人でタッグを組むタイプの格ゲーだが、2VS2だけでなく1VS1や1VS2でも対戦できる。

またWiiU版の特徴として任天堂キャラとのコラボコスチュームの搭載、スーパーキノコ等パワーアップアイテムが登場するキノコバトルモードが挙げられる。
コラボコスチュームはマリオを始めとしてメトロイドやスターフォックス等の任天堂タイトルのコスチュームが登場する。各キャラごとに着られるコスチュームは決まっているが、それだけにしっかりと作られている印象。特にポールのマリオは笑ったw
キノコバトルでは身体が大きくなるスーパーキノコの他に、一定時間無敵になるスーパースターなども登場してひと味変わった対戦が味わえる。

他にWiiU版の特徴としてはGamePadを使ってキャラクターの衣装に絵を描くことができる。絵心さえあれば結構本格的な絵を描くこともできそうだ。

まとめ

パッと見ではそれほど惹かれなかったのだが、公式の動画のキノコバトルなんかを見てWiiUに適したゲームだと感じた。
格ゲーというとどうしても敷居が高く互角程度の対戦相手がいないと楽しめない印象があったが、本作のキノコバトルなんかは恐らく単純な実力にプラスして運の要素もありそうなのでパーティゲームとしても楽しめそうだ。
2VS2なら1キャラを1人が操作することもできるので最大で4人まで遊べるのも良い。
DL版も発売予定なので毎日短時間ずつ練習するのにも向いてるしロンチとしてはなかなか良いタイトルだと感じた。

NINJA GAIDEN 3: Razor’s Edge

ジャンル:バイオレンス/アクション(18禁)
メーカー:コーエーテクモゲームス
プレイ人数:1人(WiiU ゲームパッドのみでプレイ可能)
価格:7140円(DL版6300円)
DL版:有り(空き容量6.0GB以上が必要)
NINJA GAIDEN 3: Razor's Edge 公式サイト

単純な移植作ではない

本作は2012年3月にPS3とXBOX360で発売されたNINJA GAIDEN 3の移植作だ。だが単純な移植作ではない。
ファミ通11/29号のインタビュー記事によるとかなり作り直しているらしい。3では誰でも次々とイベントが楽しめるような作りにしていたらしいが、シリーズファンの不興を買ったらしい。そこで本作では再構築し直し、コアユーザーでも楽しめるような難易度調整を行っているらしい。
それに合わせてWiiU版では難度の低いHEROモードが搭載されており、アクションが苦手なユーザの受け口も作られている。ただHEROモードはそれほど幅広いプレイはできないそうなので、慣れてきたら難度を上げてプレイすることで段階的に楽しむことができるように作られているらしい。
以下は海外ユーザーの難易度ハードのプレイ動画。

WiiU版の特徴

前述でも触れているが全体的な再構築、HEROモード搭載の他に、ゲームパッドで武器や忍法の切替、技コマンドの表示などが行えるようになっている。
また本作ならではの追加武器や追加キャラが何人か用意されているらしい、追加キャラで特に人気が出そうなのはやはりDOAシリーズのあやねではないだろうか。

まとめ

単純な移植かと思ったら結構変化があるようだ。またゲームパッドのみでのプレイにも対応しているためテレビを占領されても遊べるのは嬉しいところ。
18禁で難易度が高めということなのでバイオレンスアクションが好きなユーザは挑戦してみるのも良いのではないだろうか。

バットマン:アーカム・シティ アーマード・エディション

ジャンル:アクション・アドベンチャー(15禁)
メーカー:ワーナー エンターテイメント ジャパン
プレイ人数:1人(WiiU ゲームパッドのみでプレイ可能)
価格:5980円
DL版:有り(空き容量19.0GB以上が必要)
バットマン:アーカム・シティ PS3® XBOX360®

PS3・XBOX360版動画

全部入りの一本

本作は2011年にPS3・XBOX360で発売されたバットマン:アーカム・シティの移植作であり、それらでリリースされたDLC6本全てを収録しているお得感の強いタイトルだ。

WiiU版の特徴

WiiU版ではゲームパッドからマップや、敵の情報を閲覧できるようになっている。特にゲームパッドでのマップ表示機能は、広大な街を探索する本作ではかなり有用とのこと。
コウモリらしくソナーという機能もあり、ゲームパッドで敵の位置を把握することができタイミングを測れば敵に悟られる事無く倒すことができたりする。
またB.A.T.モードというものがあり、敵の攻撃を受けたりしてゲージが一定値になると発動させることができる。B.A.T.モードが発動するとバットマンがパワーアップし、カウンターやコンボ攻撃が通常よりもやりやすくなるらしい。ただファミ通11/29号のレビューによると劇的に楽になるわけではなく、バランスが壊れないほどほどのパワーアップ要素らしい。
他には仕掛けた爆発物をゲームパッドからタッチして起爆なんて事もできるようだ。

まとめ

バットマンはほとんど知らないのでなんとも言えないところだが、オープンワールドのアクションと聞いて少し興味が湧いた。
同じアクションであるNINJA GAIDEN 3 REとはその辺で違いがあるので、シリーズファンだが他機種版をプレイしてなかったりオープンワールドで存分に遊びたいユーザには魅力的な一本なのではないだろうか。

まとめ

とりあえずファミ通での紹介順に5本ほど紹介してみた。
今回紹介した中での個人的な注目作はNintendo LandとZombi U、前者はDL版購入予定で後者は本体と一緒に予約済みだ。購入したら一人のときはZombi Uをメインでプレイすると思うので今から楽しみだ。

残りの6本のレビューはまた次回。

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