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頑張らない英語学習法

頑張らない英語学習法 頑張らない英語学習法
(2010/04/08)
西澤 ロイ

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最近に限ったことじゃないんですが、以前から英語がもっと読み書きできるといいなぁと思ってたんですが、ここのところそういった欲求が増してきまして情報処理技術者試験までまだ余裕があるということもあり勉強してみようと思いました。

欲求が増してきた理由の大きなものとしては、iPhone・iPadアプリの存在ですかね。
AppStoreは一応国別で売られる物が違ったりするんですが、海外のアプリ制作者の作品も日本のAppStoreで購入できたりします。
特にTwitterクライアントの分野では海外産のアプリの出来が良かったりするんですが、マルチバイト文字の問題など日本環境特有の問題が発生した場合に制作者に対してサポートのお願いをする必要が出てきます。
別にわざわざ自分でやらなくてもいいといえばそれまでですが、そういった方達とコンタクトが取れるようになればサポートのお願いをする以外にも例えば自分の要望なんかも伝えられるじゃないですか。
それを考えるとやはり英語が読めるのは当然として、自分の意志を伝えられるくらい書けるようになれればいいなぁと思いとりあえずは英語学習のやり方の本を購入してみました。

この本を選んだのはわりと偶然ですw
ホントは他に探してた本があったんですが書店で見つからなかったため、たまたま目に付いた本書のAmazonレビューを見てみたらわりと評判が良かったのでそのまま買ってしまいましたw
帯にあった著者のTOEIC満点とかいう経歴はむしろ読んでから初めて知りましたw

一通り読みましたが、タイトルの通り無理をせず英語学習を進めていくということを目的に書かれている本です。
とはいえ書いてある内容がぬるいわけではなく、例えばリーディングに関しては精読を薦めていたりします。
時間はかかってもいいのでわからない単語なども意味を把握しながら、文法も意識しながら読むという形で書かれていました。

まぁ本書内ではリーディングに限ったことでなく、ほぼ全ての分野において『量より質』を薦めていました。
リスニングなんかでは勉強の際に用いる英文音声は1回30秒程度で、且つ英文のテキストがあることが望ましいと書いてありました。要は時間をかけてじっくり確実に学んでいくということのようです。

あとはタイトルの『頑張らない』という通り、例えば英訳するときなんかは思いついた日本語を確実に英訳することよりもむしろ平易な英語で英訳することを薦めていました。
例で出ていましたが、日本語のことわざを英訳する際には別に該当の英文そのままを持ってくる必要なんかなくて、ことわざの持ってるだいたいの意味を伝えれられればいいじゃない的な感じでした。

これまでの説明を見て貰ってわかるとおり、英語学習法の本ではありますが高校や大学の英語のテストで高得点を取るためのような書籍ではありません。
むしろそういったものとは対極にあるといってもいいんじゃないでしょうか。
英語をきちんと学ぶというところは共通でしょうが、学んだものを色々と応用して最終的に円滑なコミュニケーションが取れればOKとしている感じがしましたね。
なので本書の勉強法は、むしろ自分のように学生時代英語が全くできなかった人間の方が変な先入観などが無くてやりやすいかもしれませんw

とりあえず本書を参考にリーディングから始めようと思い、現在別の参考書で動詞から勉強中ですw
その別の書籍というのも本書の巻末に書かれていた物なんですが、出版社が違ったため変なつながりは無さそうだと思い買ってみました。
軽く見た感じ動詞を固定の日本語訳だけでなく、イラストを使ってイメージで捉えられるようにしている書籍でなかなかわかりやすそうでした。
こちらもまた読み終わったら紹介してみたいと思います。

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