どうも、会社の研修の感想文なんか書くときは駄文を積み重ねて字数を消費するのが比較的得意なのであまり苦に感じない@kuronamaです。
目次
感想文について
感想ってどう書くんだっけ?
ブログを再開して数週間経つが、現在は色々と記事のネタを探しているところだ。
記事を書くからには何でも良いというわけではなく、やはり自分の興味のあることをネタとした方が良い記事が書けるのが普通だ。
ブログを休止する前に書いた記事の中でも、ラーメン屋批評なんかは自分の好みを中心に据えて考えていたので書いていてなかなか楽しかったことを覚えている。
まぁこのご時世なので外食は自粛しているため、他になにか代わりになるネタは無いかなと考えているところだ。
最近はわりとビジネス書を読むことが多いので、できれば読んだ本の感想も書きたいと考えている。
実際にブログを再開してから本の感想も書いてみたこともあったが…。
2021年7月の一冊「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」 - 黒生鉄心の奇妙な日常
読了から1ヶ月くらい経ってから書いたというのもあるが、なんとも酷い出来だった…。
書籍の主要部分を全て書き出しては、記事を読んだ人がその本を読む意義を奪うことになるし、本の内容をどの程度書いて良いのかというのもなかなかに悩ましい。
そもそも歳を取って感じるのが、本を読んでもその内容をそのまま受け取るだけに留まってしまうということ。
若い頃のように本の内容に対して意見や感想を持たなくなったように感じる。
これではいかん!ということで初心に戻って読書感想文の本を読んでみることにした。
ところが探してみると書評や読書感想文をテーマにした本というのは思いのほか少ない。
ジュンク堂で書籍検索しながら数冊手に取ってみて、分かりやすさ優先で選んだのがこちらの書籍だ。
だれでも書ける最高の読書感想文 (角川文庫) 文庫 – 2012/6/22
本書の概要
想定している対象は内容から類推するに、恐らく小学校高学年~高校生向けと思われる。
最初は心構えから入り、具体的なテクニックや例文も紹介しながら、後半では読書感想文を書くのにオススメの書籍も紹介している。
章立ては5章で、各章に沿ったテーマ毎に数ページで区切られているためにテンポ良くサクサク読み進められる。
また太字の強調表現も数多く、大事なポイントも分かりやすい。
本のテーマがテーマなだけに非常に読みやすく作られている。
これなら確かに読書が苦手な学生も読み進めることができるのではないかと思わされる。
本の内容としては"読書"感想文をテーマとしているが、少し考え方を変えれば読書以外の感想を考えるのにも充分利用できると思う。
感想の元になるのが読書なのかそれ以外なのかという違いだけなので、文章的なテクニックなどはそのまま応用できるだろう。
例えば本書の一文を引用すると以下などだ。
やっぱり最初の一文はインパクトが大事です。
切れ味のいい文章、勢いのある文章でいいスタートを切れると、その先も自信をもって書き進めていくことができるんだ。
実際に心がけたいポイント
先述の通り、本書では読書感想文を書く上でたくさんのヒントがちりばめられている。
全てを紹介するのは無理だが、個人的に実際に心がけたいポイントをいくつか書いてみる。
- 思いを文章にしようとするとより深められ洗練されていく
そういった観点から、日々思ったことを日記として書くのは良いトレーニングになる - 良いなと思ったことを人に話すのがとても重要
思考の言語化や伝え方の工夫の訓練になる - 本を読んだ瞬間に、そのときの感情の揺れ動きを記述して本に定着させるのが重要
あとから感想を書こうと思っても、最初に感じた感情を正確に再現することは出来ない - 三色ボールペンを使って線を引いたり感想を書く
- 詳細については実際に本書を読むか以下書籍を読んで貰いたいが、これをやることで主観と客観を往復した視点で楽に感想文を書けるようになる
ある意味本書の一番の肝
- 詳細については実際に本書を読むか以下書籍を読んで貰いたいが、これをやることで主観と客観を往復した視点で楽に感想文を書けるようになる
読んでみたい本
本書では読書感想文用にオススメの書籍が幾つか紹介されている。
実際に感想文を書くかは別だが、興味を惹かれた数冊を紹介してみる。
僕はいかにして指揮者になったのか (新潮文庫) 文庫 – 2010/8/28
上原ひろみ サマーレインの彼方 (幻冬舎文庫) 文庫 – 2009/10/1
ゲド戦記(6点6冊セット) (岩波少年文庫) 単行本 – 2009/3/1
新釈 走れメロス 他四篇 (角川文庫) 文庫 – 2015/8/22
まとめ
感想文を書くというのは、いきなり上手くなるということは考えにくい。
日々の積み重ねを経て、いつか実を結ぶ類のものだと思う。
自分の場合は特にブログを休止していた間は、そういった思考のアウトプットをほぼやっていなかったことを実感した。
今後は本書のテクニックも参考にしつつ、思考のアウトプットを積み重ねて、小並感の漂わない感想を書けるようになりたいと思う。