どうも、最近情報収集の方法について改善を考えているkuronama です。
目次
本当にガラケーが必要なのか
今回は珍しく他サイトの記事について思ったことを書いてみる。
あんまりこの手の記事は書いたことが無いので表現とか文章回しが拙かったらゴメンなさい。
対象の記事はこちら。
「ガラケー再興」待望論は根強くあるものの… 作りたくても作れない、製造サイドの事情とは|スマートフォンの理想と現実|ダイヤモンド・オンライン
別にこの記事自体について噛みつきたいわけではないのだが、文章を読んでいてちょっと気になった。
気になったのは以下の点。
確かに私の周りでも、「ガラケーが懐かしい」とか「やはり2台持ちじゃないと無理」といった声は、しばしば聞かれる。それも、いち早くスマートフォンへ移行した都市部の消費者、特に音声通話がある程度は必要なビジネスパーソンからの声が大きい。
電池問題、セキュリティやプライバシーの懸念、通信障害、音声通話端末としての不便さ、等々…。スマートフォンの普及に伴い、その課題も浮き彫りになってきた。フィーチャーフォンの「守られていた居心地のよさ」という魅力が、それを失ったことで再評価されている。
これね、全般的に見て単純にユーザーの甘えが原因だと思うんだよ。
フィーチャーフォンの「守られていた居心地のよさ」
まずこの文言について。
「守られていた」というのがどの辺に掛かっているのか記事内で書いていないのだが、恐らく自由度の高いスマートフォンに対する対比で書いたのではないかと思う。
それは単純に「守られていた」というよりも「制限が多くて碌な事ができなかった」と言い換えることができると思う。
例えば様々な処理が行える自由度の高いパソコンは便利だが、利用する上でユーザー側でも様々な配慮が必要だ。
ウィルス対策ソフトの導入やOSアップデートの適用によるセキュリティ対策はもちろん、動作が重くなってきた際に適宜アプリケーションを終了させたり、長時間利用した際にメモリリークなどが原因でアプリケーションを終了させても動作が改善されない場合はOSの再起動など。
仮にこれがワープロであれば文章入力しかできない代わりに、ネットワーク接続が不要なのでセキュリティ対策は不要だろうし、複数のアプリケーションを動作させるということも無いだろうからタスク管理も不要だろう。
これを「守られていた居心地のよさ」というのは、ユーザー側の怠慢だと思う。
別に怠慢を悪いとは言わない、人間は楽をするために様々な技術を生み出してきたのだから。
だが自分達の怠慢にあぐらをかいて、技術の発展とそれに適応することに背を向けるのは如何なものかと思う。
電池問題
これはわりと複雑な問題だと思う。
携帯電話用のバッテリーの技術発展(軽量化・大容量化・小型化)が根本的な対応策なのだろうが、この辺の分野って昔からほとんど発達していない気がする。
そのため機器メーカーはバッテリーを消費するパーツ、特にCPUなんかのマルチコア化を進めて省エネルギー化に力を入れているのだろう。
OS提供側であるApple(iOS)やgoogle(Android)としても、例えば通信関連の動作などでバッテリー消費の改善のOSアップデートを配布することがある。
ただ電池問題に関してはバッテリーの技術発展やOS側の対応を待つよりも、もっと手っ取り早い対応方法がある。
それはユーザー側がスマートフォンがなるべくバッテリーを消費しないように、設定・システム構成することだ。
スマートフォンがバッテリーを消費しやすくなる要因を幾つか書こうと思ったが1個で十分だった。
それはネットワーク通信。
そもそもスマートフォンの魅力はネットワークを介して様々なアプリを動かす事にあると思うので、そのキモとなるネットワーク通信の利用を抑えるというのはスマートフォンを使う上であまり意味が無くなるように思えるかもしれない。
ただこれに関してはネットワーク通信全般を抑えるのではなく、目に見えない部分でのネットワーク通信を抑えるという言い方が正しい。
iOSで言えばメールのプッシュ通知など、Androidで言えばバックグラウンドでのアプリの動作や、アプリの自動アップデートだろう。
特にAndroidではOS側がアプリに許している権限が大きいので、ユーザーが何も考えずにアプリをインストールするとバッテリーやメモリなどのリソース不足に陥りやすい。
この辺、iOSではOS側がアプリに許している権限が逆にかなり小さいためユーザーが不便を被ることがあるが、ユーザーの意図しない形でリソース不足に陥るというケースはAndroidに比べると少ないように思う。バックグラウンドでのアプリの動作に関しても10分間という時間制限があるため、不便ではあるもののライトユーザーが表面上何も動いていないのにバッテリーが減る・動作が重いと感じることは少ないと思う。
Andoridは自由度が高い反面、ユーザー側がしっかりと監督する必要がある玄人向けのOSという意識を持った方が良いだろう。
ちなみにPCの場合はというと、そもそもスマートフォンの端末スペック及びOSに比べてかなりリソース的な余裕がある。
また画面の表示領域に余裕もあるため、常にタスクバー等で動作しているアプリケーションの一覧を表示できるためユーザーが現状の把握をやりやすい。
あとは一番の特徴として利用しないときは端末自体をシャットダウンさせる運用が多いため、再度利用するときはリソースに空きのある状態からのためリソース不足に陥りにくいというのがあると思う。
まぁ最後に関しては、近年のOSの流行から言って特にノートPCではスリープでの運用が多くなってきているようだが。
セキュリティやプライバシーの懸念
そもそもフィーチャーフォン時代に無頓着過ぎたんだと思う。
フィーチャーフォンのブラウザだって別に安全なわけではなかっただろう。
プライバシーの懸念については、最近よく話題になっている電話帳をぶっこ抜いて外部に送信する系のアプリなんかだろうか。
様々なアプリを利用することができるという自由の代償として、どのアプリが安全or危険なのかをユーザーが見定める必要があるということだろう。
これに関してはAndroidの場合は複数ストアがあるが、ストアで配布されるアプリの審査が必須化されていないのが問題だと思う。
まぁiOSでも完全にそういったアプリが無いわけではないが、Appleの場合はデベロッパー登録してストアにアプリを登録するには1年に1万円近いお布施が必要になる。で、そのお布施を元にしてストアに登録されたアプリを1個ずつ審査して、危険なアプリは登録申請を受け付けないようにしてストアの健全性を保っている。
前述のネットワーク関連と同じく、Androidでは提供元が守ってくれないので自衛意識を高く持つ必要がある玄人向けのOSであることを意識する必要があるだろう。
通信障害
これはそもそもフィーチャーフォン時代はそれほど大容量のデータを送受信することが無かったが、スマートフォン時代になりネットワークのトラフィックが一気に増大したことが原因と思われる。
まぁSPモードメールの件は仕組み自体がだいぶお粗末だったので例外だけど。
フィーチャーフォン時代では端末メーカーとキャリアがしっかりと意識合わせをしておけば、だいたいのモバイルでのネットワークトラフィックというのは把握・管理できたと思う。
だがスマートフォン時代になってからはブラウザ自体が高機能化しPCと遜色に無い情報をやり取りしたり、アプリを経由して大量の情報を送受信するようになりキャリア側では完全に管理しきれなくなったのではないだろうか。
回線のキャパシティを超えた通信に対する抑制手段として帯域制限とかあるわけだけど、分かりやすい例がLTEの7GB制限になるのかな。
あれは多分7GB超の通信を行うヘビーユーザーの対策というよりも、それ以外の一般ユーザーなどにも無意識下にモバイル通信の節減を植え付けようとする意味合いの方が強いような気がする。
音声通話端末としての不便さ
これは指している対象が曖昧でちょっと分からない。
ソフトウェア的な意味でなら、むしろスマートフォンの方が電話帳のカスタマイズや無料通話アプリなどがある分、音声通話端末としての機能は上だと思う。
逆にハードウェア的な意味でスマートフォン単体では板状の形状のため電話し難いというのであれば納得だ。
WindowsMobileの頃からそうだが、スマートフォン≒タッチパネル操作なためこの形状を変えるというのは難しいだろう。
ただこれに関しても対応策はあり、Bluetoothヘッドセットを用いるのが一番だと思う。
個人的にオススメなのが自分も使っているSONYのMW600、一番のウリは最大で3台までの機器とペアリング出来て、それらとの接続を簡単に切り替えられることだ。
複数のBluetooth対応端末を利用するユーザーには特にオススメだ。
ペアリング台数が2台でも構わないのであれば、MW1が良いと思う。
使ったことは無いがこちらの方が2年ほど新しく、Androidなら表示領域で様々な情報が表現できるのが魅力的。
まとめ
こんな感じでスマートフォンでも利用の仕方次第で十分フィーチャーフォンの機能まで賄えると思う。
何も考えずにスマートフォンを使って更に快適に通話したいというなら、むしろわざわざフィーチャーフォンなど買わずに、もう1台軽量なスマートフォンを契約し余計なアプリを入れずにBTヘッドセットを使って運用した方が現代の流れに即した形でスマートフォンの便利さも享受できるのではないかと思う。
キャリアがdocomoでも構わないのであればXi割で通話用を2段階定額、普通に使う方をデータ通信のみの定額契約にすれば安く抑えられるのではないだろうか。
まぁ結局ユーザーが如何に使うかによると思う。
今月の頭からXperia Zをちまちま使っているが、余計なアプリを入れてないおかげでスリープ時のバッテリー消費はほぼゼロだし動作自体もサクサクだ。
そもそもICSかJB以降からタスク管理が非常にやりやすくなった。後はユーザー側の意識の問題だと思う。
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