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DIE WITH ZERO
基本情報
著者名:BILL PERKINS
翻訳:児島 修
発行日:2020/9/29
発行:ダイヤモンド社
雑感【ネタバレあり】
個人的な今月の課題図書。
本書のテーマはタイトルの通りに単純で「(資産)ゼロで死ね」というものだ。
金はあの世には持っていけないので、生きているうちに良い金の使い方をしてなるべく人生を楽しもうねということで、そのための手法を解説している。
タイトルに書いたタイムバケットというのは、人生を楽しむための計画表みたいなヤツで作り方は本書で解説されている。
作り方を大雑把に書くと、特定の間隔で区切った年代毎のバケットに、その年代でやりたいことを放り込んでいくだけというものだ。
本書内で触れられている基準でやりたいことをバケットに放り込んでいくと、ある傾向が現れる。
やりたいことをやるには大抵お金も必要になるので、お金をどうするのかということも考えながら人生設計できるという感じだ。
ただ最初にも述べたようにお金はあの世には持っていけない。
やりたいことをやりきる分と、老後の資金があればそれ以上稼ぐのは逆に人生の貴重な時間を無駄に金に換えていると言える。
より人生を楽しむには無駄に金を稼ぐ必要は無い、というのも本書の大きなテーマの一つだ。
気に入ったセリフ
あらゆる年代で、健康の改善は人生を改善するということだ
DIE WITH ZERO 178ページより
良い文章はたくさんあったのだが、こちらを選んでみた。
当たり前のことを言っているのだが、理論的な説明を踏まえて、じゃあどうすればいいのかということも触れている。
タイムバケットの構成にも関わってくるところでもあるし、やはり健康第一というわけだ。
まとめ
本書を読んだ上でタイムバケットを作ってみれば、確かに人生が豊かになるだろうというのは容易に想像できた。
手順もそれほど面倒ではないので、自分も是非ともタイムバケットを作って、人生の目標を明確にしてみたいと思う。