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iPadとScansnapを使ってペン字練習書籍を電子化してみた

どうも、昔からどうしようもない悪筆家の@kuronamaです。
PCが普及した現代、それほど肉筆で文字を書くことは少ないと思う。
だが一部業界等では肉筆で文字を書く機会なんかが多かったりして、実は自分の職場も肉筆で文字を書くことがかなり多い。
そのためそれなりに読める字を求められるため、今更ながらペン字練習をやってみようと思った。

iPadでのペン字練習

最初は書店で売っているペン字練習の書籍を購入してみた。

こちらの書籍は以下の様な字の見本となる添削シートが付いており練習後の反省がやりやすそうだったので購入してみた。
とりあえずこの添削シートを剥がねば。

ただこの手の反復練習が必要な練習帳は、直接書き込まずにコピーなどした方が長期間使えて効果も見込めると思う。
なのだがイチイチコピーするのも面倒だなぁと思っていた。
そこで閃いたのが電子化してiPadで読み込んで、トレースの要領で文字練習すればコピーの手間も省けるのではないかということだった。

裁断

そうと決まれば早速書籍の裁断だ。
裁断にはいつも通りPK-513Lを使用。
今日裁断する書籍はこちら!
130ページ程度の書籍だったので分割の必要も無く1回で裁断できた。
ちなみに裁断機は基本的に紙を切るためのものなので、裁断する前にカバーと先ほど画像で見せた添削シートを外しておいた。

電子化

電子化はもちろんScansnap。
自分の場合、画質はファインにしたが拡大して使う事も考えるとスーパーファインでもいいかも。
形式はなんでもいい、個人的にはとりあえずPDFにしてから他に加工するのが好きなのでPDFにした。
取り込み終わったらArobatのエクスポートで画像として出力する。

iPadでの利用

元データが出来たら後は適当な手段でiPadに持ってくる。一番楽なのはiTunes経由で同期させる事かなぁ。
実際のペン字練習に使うアプリだが、自分は以下のサイトで紹介されていた「SketchTime」というアプリを使ってる。
SketchTime|写真の上からトレースできてサクサク使えるスケッチアプリ ~ iPad Creator

SketchTime シンプル&クイックスケッチ (Version 1.2) App
カテゴリ: 仕事効率化
価格: ¥170 (最新価格はStoreで確認してください)
リリース日: 2012/02/11
現Ver.の平均評価: (4.5 / 4件の評価)
通算の平均評価: (4.5 / 72件の評価)
 

必要な機能は大抵揃えており一画面で完結しているため使いやすいのが魅力。価格も比較的高い値付けがされるiPadアプリにしては買いやすい方だと思う。
簡単に説明したのが以下、パームレスト部は半円状になっており動かせるため右利き・左利き両対応となっている。
skitch

実際にペン字練習をしてみたのがこちら。
つまりこういうことがやりたかったんだけど、やはりこのペン先だとちょっとキツい。
実際はもうちょっと拡大して「SketchTime」のパームレストをオンにした方がやりやすい。
スタイラスペンについては今回はペンタブで有名なワコムの「Bamboo Stylus」を使っているが、ペン先がドーム型なので慣れるまでがちょっと大変。

「ペン先が見えるJot Proなんかの方が書きやすいんじゃない?」と思う人もいるかもしれないが、iOSは指での操作に最適化されており、そのためタッチ位置よりも数mmほど上方を認識するようになっている。
なので実際Jot Proを使っても、実際に線が書かれるのはペン先の数mmほど上方であるらしい。
iOSの補正に関しては画面の向きを固定にしたまま逆さにして線を書くと分かりやすいらしい。

まとめ

まぁiPadで文字練習アプリが出てくれるのが一番良いのだが、それまでのツナギとしては悪くないと思う。
実際iPadアプリでその手の物を探したのだが、以下のような漢字練習アプリくらいしか見つからなかった。

小学1年かんじ:ゆびドリル もっと!書きたくなる!1年生で習う学年漢字 (Version 2.4) App
カテゴリ: 教育
価格: ¥350 (最新価格はStoreで確認してください)
リリース日: 2011/11/22
現Ver.の平均評価: (3.5 / 33件の評価)
通算の平均評価: (3.5 / 131件の評価)
 

字を覚えるプロセスと、字を綺麗に書くためのプロセスは似ているようで微妙に違うと思うのでやはり専門アプリの登場が待ち遠しいところだ。

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