『テキーラって案外美味しい!』と思わせた一本のお話

先月会社の飲み会の帰りにバーに寄ってきたんだけど、記事にしようと思っててすっかり忘れてた。
過去にも何度か行ったことのあるバーで、土日はそれなりに混むんだけど、来店した日は平日のそれほど遅くない時間だったので空いてた。


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最近は美味しいウイスキーを探すのが楽しいので、まずは『マッカラン18年』をロックで頼んだ。
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それなりに寝かせてるだけあってバランスの取れた味わい、でも悪く言えば面白みに欠ける。

こちらのバーのマスターもウイスキーが好きらしくちょっと話してたら、マスターの知り合いで同じ職種の方はあえて熟成年数の少ない若い酒を好んで飲むんだとか。
そちらの方がウイスキーが本来持っている味をより感じることができるからなんだとか。
確かにそれなりの年数寝かせた酒って、わりと似たような味に収束する感じはしてたのでなるほどなぁと思った。

お次はバーのマスターが好きなアメリカのウイスキー『ブラントン』をロックで頼んでみた。
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個人的に好きなのはスコッチ・ウイスキーのような強い風味を持つ物なんだけど、こちらのウイスキーもかなり特徴的な風味があり個人的に好みだった。

ちなみにアメリカ産のウイスキーというと『バーボン』というイメージがあるが、実はそう簡単なものでもないらしい。
マスターから聞いた話しでうろ覚えなんだけど、確かバーボンを名乗るには生産地が限定されるんだとか。
ただこのブラントンの創業者は、バーボンを名乗るための生産地よりも美味しい水のある生産地を選んだためにこのウイスキーはバーボンを名乗れなくなったらしい。
実際ラベルを確かめさせて貰ったけどバーボンとは一言も書いてなかった。
こういうこだわりの話しを聞くと、また酒が一段と美味く感じるのは不思議w

ここまで一次会でそこそこ食って、バーでもそれなりに飲んでたんだけどここに来てギネスを頼んでみた。
というのもバーで出してるギネスは、市販されてるギネスとは別物だということを聞いたため。
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どう違うのかと言うと、市販されているギネスの缶には泡を立てるためにプラスチック製?のボールが入っている。
しかし特定のバーでは泡を立てるために別の方法を使うため、卸の段階で市販のとは別のものが入るんだとか。
じゃあどうやって泡を立てるのか?

先ほどの画像を見て貰うと左奥にギネスマークの付いた何かがあるのがわかるだろうか。
実はコレ、メーカーからバーに貸与?される、振動で泡を立てる機械らしい。
マスターに許可を貰って、実際泡を立てているところを動画で撮ってきたので見て欲しい。
特にコップ表面に注目。

こんな感じで非常に滑らかな泡が立つ。
実際に市販されているギネスの泡とは別物なので、同じ機械を見かけたら是非試してみて欲しい。

最後に飲んだのが、今回のタイトルにもなっているテキーラ。
しかもただのテキーラじゃない、高地で取れる竜舌蘭を使って12年寝かせた『ポルフィディオ・アネホ』という一品。
こちらはマスターのオススメでストレートで頂いた。
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正直今までテキーラってアルコールまんまで風味もそれほど感じられないイメージだったんだけど、これは全く違った。
ウイスキーのような風味があり、今までのテキーラ像が覆された。
もし見かける機会があれば一度試して欲しい。
ちなみに結構レア物らしく、このお店でもメキシコフェアを開くタイミングで偶然入荷できたんだとか。

ちなみにお値段は本来なら最初に飲んだマッカラン18年と同じく一杯1600円取りたいところらしいけど、フェア開催中ということで広く知って貰うという意味で1200円で出していたらしい。
来店時から月が変わってしまったため、恐らく既にメキシコフェアは終わっているのでまたこちらでお目にかかれるのはいつになるかなぁ…。

こんな感じで色々と酒の知識も得ながら、珍しい一品までご馳走になってきた。
また機会があればこちらのバーにお邪魔したいと思う。

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