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新たなるゲームの夜明け

先日、以前から購入予定だったKinectを手に入れた。
箱◯本体は既に持っているのでKinectセンサーと、PS時代からやっているDDRシリーズの最新作となるDance Evolutionを購入した。

センサーにはKinectアドベンチャーというゲームが一本入っていて、ゲーム雑誌のレビューなどでもかなり評判が良かったので本来ならそちらからプレイするのが筋だろう。
だが体全身を使ってプレイするDDRをいち早くプレイしてみたかったため、先にダンエボをプレイすることにした。

最初に言ってしまうと、この面白さは文章では伝えきれない。
Kinectセンサーはプレイヤーの音声、体の動きを読み取るわけだが、所謂棒人間のような形で認識していると思われる。奥行きの読み取りにも対応しているので、絵に書いた棒人間を想像されると少し違うのだが。しかも棒人間とはいえ、キチンと関節まで認識しているためダンエボの場合はかなり細かい表現まで読み取ることができる。

なので実際にプレイすると、ここまでキチンと踊ることを要求される。

かなり疲れるが、それでも自分が踊った動作がキチンと評価される様を見るのはそれだけで嬉しくなる。
特に難易度を上げるとダンスに合わせてチェックされるポイントが増えるため、上手く踊れたときの感動は一入だ。

実際のゲーム内容についてだが、収録されている曲は全部で30曲。
ひと通り踊ってみたが、個人的にはHIPHOPよりはパラパラの方が踊りやすく楽しかった。正に全身を使うHIPHOPに比べ、パラパラは上半身の動きがメインになるためかなりやり易い。
また上記動画の曲、「A Geisha's Dream」は振り付けが独特且つ踊りやすくお手軽に達成感を得ることができた。

できれば振り付けを覚えるためにキャラ単体で踊ってくれるモードがあると良いのだが、まぁその辺は実際に踊りながら体で覚えろという事なのだろう。
振り付けを覚えたり、ネットワーク対戦をやったりと比較的長く遊べそうな感じだ。

センサー同梱のキネクトアドベンチャーも少しやってみたが、評判通りこれまた面白い。
体の荷重移動やジャンプなどを利用したボートゲームや、頭や手足の動きや奥行きの読み込みを利用した穴塞ぎゲームなど、正にキネクトの楽しみ方を教えてくれるソフトだ。プレイする側としてももちろん楽しいが、開発者側もキネクトを使ってどんな事ができるかを学ぶ良い教科書なのではないかと思った。

Kinect自体は非常に良く出来た周辺機器で、これはもうKinectという一つのゲームハードと見なしても良いと思う。
実際これがゲーセンなどに置かれたら爆発的にヒットするだろう、そういったレベルの物が家庭用ゲームとして楽しむことができるというのは本当にスゴいと思う。
だがしかし、惜しむらくは日本向けのハードではないということ。あえて言うまでも無いが、日本の住環境と相性が悪すぎるのだ。

Kinectをプレイするにはセンサーから1.8m程度の距離でそれなりに動き回れるスペースが必要で、且つ激しい動きや音声認識による騒音も許容できる空間が必要になる。単純に言ってしまえば戸建てでなければこの条件をクリアできる環境はほとんど無いだろう。

だが逆に言えば、Kinectをプレイできる環境に恵まれている人には是非ともプレイしてもらいたい。
周辺機器にしては値段は高いが、実際プレイしてもらえばハードウェアとしての高い完成度に決して高くはないということがわかると思う。
試遊できる環境もそれなりに用意されるらしいので、興味のある方はまず実際に遊んでみてもらいたい。

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