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「ウマ娘 シンデレラグレイ 1巻」感想

ウマ娘 シンデレラグレイ 1巻

基本情報

漫画/久住太陽
脚本/杉浦理史
漫画企画構成/伊藤隼之介
原作:Cygames

発行日:2021/1/24
連載誌:ヤングジャンプ
掲載内容:ヤングジャンプ2020年28号 - 35号

雑感【ネタバレあり】

ウマ娘のコミカライズ シンデレラグレイ1巻をレンタルで読んでみたので、軽く感想を書いてみる。

発行日が2021/1/24ということで、アプリが大人気となる2021年2~3月に先立って連載・発行された作品の模様。
2~3月以降に連載・発行されていたら、また色々と違ったのかなと思うとなかなか興味深い。
ちなみに順調に?連載は続いているようで、最近4巻が出たみたい。
それにしてもレビュー数と評価が凄い…。

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本書の主役はオグリキャップ。
オグリについては名前を知っててスゴい馬というくらいの認識で、ウマ娘でも所持していなかったのでWikipediaを見直してきた。
オグリキャップ - Wikipedia

1巻では笠松競馬時代が描かれているが、実際の馬生をよく表現していると感じた。
ライバル馬の名前については権利の関係か多少変更が加えられていたが、笠松時代のダートレースでのライバルとのデッドヒートなどよく表現されていた。
なんとなくの印象ではあそこまで知名度のある馬が、デビュー当時にそこまで苦戦していたというイメージが無かったので意外だった。

また蹄叉腐乱を起こしていたというのは靴がボロボロになっていたというので表現していたようだ。
大食い設定も、幼年期に母の乳の出が悪かったが、雑草も食べて逞しく育ったというのに由来していたりと設定に無駄が無いように感じた。
その辺りはさすがサイゲで、実際の馬へのリスペクトを感じた。

ちなみに本書でオグリと同じチームとして出てくるベルノライトについてはこちらに詳しく書いてあった。
ベルノライト(ウマ娘) (べるのらいと)とは【ピクシブ百科事典】
ネタバレ含むので自分も触りしか読んでいないが、どうやらモデルとなった馬もいる模様。


気に入ったセリフ

立って走る…
私にとってはそれだけで奇跡だ

だからすごく嬉しい
それだけ

"ウマ娘 シンデレラグレイ 1巻 83ページより"

もうこれ以外ないでしょ、というセリフ。

第2話で早朝4:00からの朝練をこなして食堂で爆食いしていたオグリに対して、ベルノライトの「なんでそんなに走るの?」という問いかけに対する返答。
Wikipediaを見る限り幼年期にかなり苦労したことから発されたセリフと思われる。

ゲーム内などでは何を考えているかよく分からない不思議キャラで、大食いというくらいの印象しかなかった。
だが実際の馬生を踏まえた上でのこのセリフを見るとがらりと印象が変わった。

まとめ

あまり期待せずにお試しで1巻だけ借りたのだが、思いの外面白かった。
Amazonのレビューも納得だった。

絵については、トレーナーの顔とかときおり劇画調な感じも見えるけど、コミカルな表現もできているし、レースの臨場感もよく表現できていると思う。
多少クセのある絵柄ではあるけど、ウマ娘プレイヤーなら一読の価値はあると思う。

自分も続きを読んでみたいと思う。

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